猛威を奮っている新型コロナウイルス。
このコロナ禍でのマンション大規模修繕工事をどうするか悩んでいる管理組合様いらっしゃると思います。
確かにマンション大規模修繕工事は、居住者の毎日の生活の中で進められ、
工事期間中は、工事管理の担当者をはじめ、様々な工種の作業員が、
日々マンションの敷地内へ出入りすることになります。
現在は、新型コロナウィルス感染防止の観点からも、求められる対策は多岐におり、
この現状のコロナ禍において、どのようにマンション大規模修繕工事を進めるべきか、大変気になるところです。
まず、関係省庁である国土交通省より
「建設業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」が示されています。
その中で、関係建設業者団体に宛てた内容に
『貴職におかれましては、引き続き、本ガイドラインを踏まえ、
建設現場の「三つの密」対策及び対策に伴う熱中症リスク軽減等を徹底していただきますようお願いいたします。
また、これまでの建設業における感染発生状況では、土木工事の現場に比べて、
「三つの密」が生じやすいと考えられる建築工事の現場やオフィスでの感染例が多く見受けられるため、
これらの場所においては、感染防止対策の徹底に特に注意するようお願いいたします』
とあります。
これは、十分な感染対策を行ったうえで、
マンション大規模修繕工事を含めた建設業における業務が、
実施可能であると判断されていることを意味しております。
これを踏まえ、マンション大規模修繕工事を担う建設会社の多くが、
以下のような具体的対策を実施しつつ、大規模修繕工事に従事しております。
・会議や打ち合わせのリモート化
・テレワークの推奨
・感染者の発生と、濃厚接触が疑われる場合の対応と、当該関係個所の消毒作業体制の確立
・マスクやフェイスシールドの着装
・各現場作業所における作業員の体調確認と記録
・作業所内への出入りの際に消毒を実施
・施主とのコミュニテーションのリモート環境確立
これからの時代は、新たな合意形成の課題項目として、
コロナ禍における大規模修繕工事実施の是非、という点を意識する必要があります。